デジカメが送られて来たのでやっと京都の写真が見れました^^。
5月15日は毎年京都の3大祭りのひとつ、葵祭りの日です。
この葵祭は20代のころから行きたいと思っていたけど、チャンスを逃してた。
今年は5月15日が土曜日、雨で順延になっても次の日曜日に見れる。。。
これは行くしかないと、京都の旅を計画したのでありました。
葵祭りは源氏物語のなかでも何度か登場します。
当時は「賀茂祭り」と呼ばれていて葵祭りと呼ばれるようになったのは江戸時代くらいからだそうです。
そして葵祭りで有名な源氏物語のシーンは『葵の巻』で
斎王列見物にでかけた光源氏の正妻でご懐妊中の葵の上と、愛人だった六条御息所の車争い。
御息所の車は見物の列からハジキ飛ばされて屈辱的な思いをし、
やがて御息所は生霊となって葵の上にとりつく。。。
なんだか怖い話です。
有料観覧席を予約したけど、前から4番目。
写真を撮ろうとしても前の人がカメラをもって手をあげるから上手く撮れず、
どの写真にも前の人の腕が写ってる。。。x_x;
祭りの行列を見た後、盧山寺へ
ご覧のとおり、紫式部の邸宅だったと言われるお寺です。
ここで結婚生活をし、子供を育て、源氏物語を執筆したとされています。
源氏庭と呼ばれているお庭です。
そしてそのあと、ここだけは外せない!
紫式部のお墓参り。。。
今の時代にもすばらしい作品を残してくれてありがとうございます^^。
同じ敷地にならんであるのは小野篁(おのたかむら)のお墓
なぜ紫式部のお墓のとなりに小野篁のお墓?
だいたいこの人は何者?
『小野篁』はあの世で地獄へと送り込まれる人の弁護をしていた。。。そうです。
恋愛小説とは言え、あの時代で言うところの官能小説を書いたと言うことで地獄に落とされた紫式部の弁護をして地獄から救い出したのが小野篁だったという伝説が残っているということです。
はぁ〜官能小説かぁ〜
『源氏物語』といえば、タイトルだけ知って、しかも平安のプレイボーイが次々いろんな女性と恋愛を重ねて行く話と単純に思っている人が多いけど、、、
わたしは知らない人に説明するとき「女性の生き方を書いた小説」
源氏という男性を通して様々な女性の生き方を描いた作品だと説明します。
ま〜メディアではなぜか官能的?なシーンばかりが取り出されてしまうんだけど、、、
でも、あの時代、女性の選択肢が狭いし、自由が無い時代にあれだけいろんな女性の考えや生き方を
描いた紫式部ってホントにすごいと思うのです。
お墓の入り口はこんな感じになって、だれもいないだろうな。。。と、思ったら先客、しかも大学生くらいの男の子がお墓を見ながらいろいろ話してる。
学校で古典の研究でもしてるのかな??
ここまで来るのに、御所から歩いて歩いて地下鉄に乗り、また歩き、
お腹はあまり空かない(紫式部のお墓に来れただけで興奮?ひとり旅だし)けど、休憩もかねて昼食にしよう。。。
でも、食べたいお店がなく、おりた地下鉄の駅とは反対側に当てもなく歩く。。。
北区紫野と言う住所になって通りの道も『紫』とつく名前が多い。
源氏物語の女主人公と呼ばれる、紫の上と源氏が出会うのがこの辺り。
紫式部の影響力ってすごいですね。。。
そして、いつのまにか『大徳寺』の前に来ていてやっとみつけたカフェでランチ。
ここまで来たから『芳春院』(加賀百万石の前田家の菩提寺)まで行こうかな?
ふとみると目のまえが大徳寺でその中に芳春院はあった!
(でも、拝観は春と秋の特別公開時のみで春は終わってた;)残念!
そこでその後『高台寺』に行くか『醍醐寺』に行くか悩む(どちらも秀吉ゆかりのお寺)
と、『金閣寺』行きのバスが・・・
修学旅行みたいでいいね♪
数年前に金箔を張り直してきれいになったらしいし〜と、金閣寺に行ってしまった!
でも、人の多いこと!
修学旅行と中国人! 人が多いと風情がなくなるのはなぜだろう???
その後醍醐寺に行ったけど、、、寺は朝早く夕方も早い。。。
4時半で拝観は終わってた。。。
そして早めの夕食をとったお店にデジカメを忘れるおまぬけな結末に至るのでした〜
デジカメを忘れたお店でご飯のあとに飲んだオーガニックコーヒー。。。
ほっとできて美味しかったぁ〜
店内もお洒落な内装で私好み。
お店の人もナチュラルにお洒落な感じでした。
次に京都に行ってもここでご飯をたべよっ・・・*^^*